予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザの予防対策には、手洗い、マスクの着用などが挙げられますが、最も有効とされているのがインフルエンザワクチンの接種です。同ワクチンは1回の接種で約5か月間は効果が持続するとされ、接種してから効力を発揮するまでに2週間の期間が必要としています。日本ではインフルエンザは毎年12月～翌3月の期間に流行するとされていることから、できるだけ高い効果を得たいとするならば、ピークとなる1月を迎える前の12月中旬までに同ワクチンの接種を行うようにしてください（各自治体では、毎年10月頃からインフルエンザワクチンの予防接種が始まります）。

なお接種回数ですが、13歳未満のお子さんは計2回の接種、13歳以上から1回の接種となります。ちなみに2回接種の場合は、1回目の接種を終えてから2週間以上の期間を空ける必要があります。

肺炎球菌ワクチン

肺炎を発症する原因は、細菌やウイルスなどの病原体、アレルギー、薬剤など様々あるわけですが、市中感染によって発症する肺炎のうち、3割程度は肺炎球菌によるものといわれています。また日本人の死因の第5位にあたるのが肺炎なのですが、死亡される方の95%程度が65歳以上の高齢者でもあることから、高齢者の肺炎球菌ワクチン（23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン）は定期接種扱いとなっています（接種回数は1回）。そのため、調布市でも一部費用を助成しています。ただ全ての高齢者を対象としてはいません。対象となる方など詳細につきましては、調布市の公式ホームページをご覧ください。

なお同ワクチンの定期接種対象外という方も全額自己負担とはなりますが接種することは可能です。ただ（同ワクチンの）再接種を希望される方で、前回の接種から5年未満の場合は、注射部位に強い痛みが現れることがあるので要注意です。

調布市の「高齢者用肺炎球菌定期
予防接種（一部費用助成）」について

子宮頸がん予防のHPV（ヒトパピローマウイルス）ワクチン接種

平成25年6月14日付厚生労働省により、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛（痛み）が、ワクチン接種後に特異的に見られたことから、同副反応について適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種勧奨をすべきではないとされてきました。その後、HPVワクチンの有効性及び安全性に関する評価、接種後に生じた症状への対応、情報提供の取組み等について、継続的に議論が行われ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。令和3年11月26日付厚生労働省通知により、積極的勧奨を差し控える状態を解消し、令和4年度より順次、HPVワクチンの個別勧奨を再開することとなりました。

詳細は調布市ホームページの「HPV（子宮頸がん予防）ワクチン接種」をご参照ください。

当院で接種を希望される場合は電話予約をお願いします。

成人の風しん対策事業

公的な風しんの予防接種を受ける機会がなかった世代の男性に、風しんの抗体検査と風しんの第5期の定期予防接種を実施します。

対象者：昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性

詳細は調布市ホームページの「風しんの追加的対策事業（風しん抗体検査・風しん予防接種）」をご参照ください。

帯状疱疹

50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹を予防することができます。
当院で使用するワクチンはシングリックス®です。発症予防効果が高く8年後でも84.0%の有効率が報告されています。
調布市、三鷹市にお住まいの方は市からの費用助成を受けることが出来ます。
三鷹市の方はいったんお支払いいただき、三鷹市に助成金を請求するかたちになります。
下記、ページをご確認いただくか、当院へ直接お電話ください。

調布市の「帯状疱疹ワクチン任意接種の費用助成」について

三鷹市の「帯状疱疹ワクチン任意接種の費用助成」について

• 自己負担：1回12,000円（助成金10,000円）
• 2か月間隔で2回接種が必要です。
• 電話または受診時にご予約ください。